2014-01-01から1年間の記事一覧

若者たちの身軽さ

ご苦労さま。大晦日にあなたとのお別れです。隣村のAmeugnyで。 ・ 最初の弟子たち (上) ヨハネ1章35-42節 (序) 今年最後の礼拝を迎えました。一年を振り返って、今年の初め頃を思い出して、自分が今ここにいるのを不思議に思い、このことを一重に…

マリアの "Let it be"

Le Levry の村までやって来た証拠写真です。 ・ マリアの "Let it be" ルカ1章26-38節 クリスマス・イヴ礼拝 (序) 先ずこのクリスマスに、戦争やテロで平和を失った世界の人たちに、平和が来ますように。貧しさと暗闇に置かれている人たちに、キリス…

飼い葉桶におられる神

テゼから隣村Ameugnyを抜け、La Grange Sercyの酪農場を通ってLe Levryに向かう農道は素晴らしいウオーキングの場所です (右端クリックで拡大) ・ 飼い葉桶におられる神 (下) ルカ2章1-7節 (3) ベツレヘムのマリアとヨセフに戻ると、「宿屋には彼…

牽引力でなく愛が欲しいのです

テゼの「和解の教会」の聖書台はブラザー達の最後尾にあります。 そこから後方に向かって、世界に向かって聖書が読まれます。 その聖書台に置かれたイコンはマリアへの受胎告知でした。 ・ 飼い葉桶におられる神 (上) ルカ2章1-7節 (序) クリスマス…

ファリサイ人の救い

テゼの質素な昼食。これがおいしいのです。 ・ 二人の祈り (下) ルカ18章9-14節 (3) 言葉を変えて言えば、徴税人は、「神よ、私というこの罪人の場所にどうかあなたが降臨してください」と祈っているのです。 クリスマスは、神の独り子、キリスト…

「心の中で」が問題です

テゼのパイプオルガン ・ 二人の祈り (中) ルカ18章9-14節 (2) さて、背筋をまっすぐ伸ばし、反り返って、「他人を見下す」人たちに対し、イエスはファリサイ人と徴税人の2人の祈りの譬えを話されました。 「ファリサイ派の人は立って、心の中で…

バグダッドに残った牧師さん

ギリシャからテゼに来たAさん。イコンに触って祈るのだそうです。 ・ 二人の祈り (上) ルカ18章9-14節 (1) 先週の所には、どんなことがあっても気を落とさず、執拗に祈りなさいとありました。祈りの持続です。今日の所では、祈りの別の側面とし…

人生を平和に美しくするもの

五色の鐘が高らかに鳴り響くテゼの鐘楼。この素朴さが世界の若者に親しまれています。 (右端クリックで拡大) ・ やもめと裁判官 (下) ルカ18章1-8節 (2) さて、ある人がこのやもめについて言っています。「あのやもめが勇敢にも裁判官の前に出て…

裁判官へのストーカー

大山を訪れたテゼ共同体のブラザー・ギランさん (右端クリックで拡大) ・ やもめと裁判官 (上) ルカ18章1-8節 (序) 今日の箇所は他の福音書にはない、ここだけにあるルカ特有の記事です。ですから、貴重な箇所を取り上げることになります。祈りの…

人と接するときの原点に

テゼに着くとまず訪れるのがカーサ。顔見知りかなと思うほどフレンドリーなスタッフが迎えてくれてホッとします。この時間は閉まっていて、「3時半」においでくださいと表示されていました。 (右端クリックで拡大) ・ 一人のみどり子 (下) イザヤ9章1…

兵士の靴や軍服が焼き尽くされた

庭から見えるテゼ村の教会 ・ 一人のみどり子 (中) イザヤ9章1-6節 (2) その大いなる光がどういうものか、またどれ程のものか、色々な比喩を交えて2節以下で語られます。 「あなたは深い喜びと、大きな楽しみをお与えになり、人々は御前に喜び祝っ…

まっとうな生活

窓から見える村の風景 ・ 一人のみどり子 (上) イザヤ9章1-6節 (序) アドベント第1週を迎えました。今日から、明かりが1つずつ増えて、1週毎にクリスマスに近づいて行きます。今年のイヴ礼拝は、会堂が希望の光で満ち溢れる場になればと思ってい…

先を歩く神

コモン・ルームにはこんな絵が無造作に架けられていました。 (右端クリックで拡大) ・ 自己を鍛えよ (下) Ⅰテモテ4章6-10節 (3) 最後に、「わたしたちが労苦し、奮闘するのは、すべての人、特に信じる人々の救い主である生ける神に希望を置いて…

自己を鍛える

テゼでの5日間はこの民家で本当にリラックスできました。 (右端クリックで拡大) ・ 自己を鍛えよ (中) Ⅰテモテ4章6-10節 (2) 次に、「 俗悪で愚にもつかない作り話は退けなさい。信心のために自分を鍛えなさい。」と言っています。 ご高齢の女…

教えることを生きようとしていなくっちゃあ

写真のようなひさしの長いベランダが3面あります。そこからの安らぎのあるブルゴーニュの眺めは絶景です。 (右端クリックで拡大) ・ 自己を鍛えよ (上) Ⅰテモテ4章6-10節 (1) 昔、「カニ歩き」という子ども向けの本がありました。有名な本では…

天に入れられた最初の人

テゼではこんな家に泊りました(3) (右端クリックで拡大) ・ 天国に入れられた最初の人 (下) ルカ23章32-43節 (3) 「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください。」これは英語では色々に訳されています。「…

世を成敗(せいばい)していたつもりが

テゼで宿泊した民家(2) (右端クリックで拡大) ・ 天国に入れられた最初の人 (中) ルカ23章32-43節 (2) もう1人の犯罪人は、「お前は神をも恐れないのか、同じ刑罰を受けているのに。我々は、自分のやったことの報いを受けているのだから、…

ののしれば溜飲がさがると思って…

テゼではこんな素敵な民家に泊めていただきました。 (右端クリックで拡大) ・ 天国に入れられた最初の人 (上) ルカ23章32-43節 (序) 今日の聖書は、人間とは何か、社会とは何かを深く考えさせられる箇所です。それと共に、イエスという人物、神…

教会でのお葬式

テゼの合唱の指導には入れ代わり立ち代わり色々な国から色んな素晴らしい指揮者が来てくれます。 (右端クリックで拡大) ・ 私たちの国籍は天にある (下) フィリピ3章20-21節 (3) 他の諸宗教や他の葬り方、最近は宇宙葬とかがあるそうですが、そ…

帯が腐っていました

バス待ちの高校生。「タバコかい」と聞いたら、「そうじゃあないよ、これハーブの一種なんだ」と言って、液体を見せてくれました。気持ちが落ち着くそうで、今フランスの青年たちの間で流行っているんだそうです。あと数年したら日本でもやたらと見かける光…

愚かさに徹する

クリューニーで行われたナチスへのレジスタンスの記念碑。 (右端クリックで拡大) ・ 愚かさに生きよう (下) Ⅰコリント1章18-31節 (3) 話は飛びますが、私たちは今、「おおやま便り」を1万枚印刷し各戸に配り始めました。これも愚かとしか言え…

あえて愚かな者を選ぶ

クリューニーの町のめがね橋 (右端クリックで拡大) ・ 愚かさに生きよう (中) Ⅰコリント1章18-31節 (2) 次にパウロは、「知恵のある人はどこにいる。学者はどこにいる。この世の論客はどこにいる」と語り、「世は自分の知恵で神を知ることがで…

先端技術への警告

甦ったクリューニーの大鐘楼 (右端クリックで拡大) ・ 愚かさに生きよう (上) Ⅰコリント1章18-31節 (1) 「十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です」とあります。十字架の言葉とはイエス…

喜びと感謝の生活

クリューニー修道院のファブリの塔は14世紀の修道院長の名を冠する古いものです。 (右端クリックで拡大) ・ 食生活と信仰 (下) Ⅰテモテ4章1-5節 (3) さて今日の聖書は、最後に、「彼らは自分の良心に焼き印を押されており、結婚を禁じたり、あ…

教会は肝っ玉母ちゃんであれ

クリューニー修道院はフランス革命によって粉々に砕かれました。歴史に残るこの大修道院がしばらく前から修復再建されています。 ・ 食生活と信仰 (中) Ⅰテモテ4章1-5節 (1) この手紙は以前に申しましたが、初代教会からかなり発展した2世紀初め頃…

食生活と信仰

修復再建されつつあるクリューニー修道院 ・ 食生活と信仰 (上) Ⅰテモテ4章1-5節 (序) 今、100歳以上の人は約59,000人です。20年前は何と5,600人しかいませんでした。20年間で10倍に増えました。しかもかくしゃくとした100才…

子どもをまねくイエスさま

板橋大山教会にあるブラザー・エリックの版画。 (右端クリックで拡大) ・ 子どもを招くイエスさま (下) マタイ19章13-15節 (3) この絵をご覧下さい。テゼのブラザー・エリックの版画です。この方はステンドグラス作家で素晴らしいステンドグラ…

誰かを祝福したことってありますか。

クリューニ修道院の後ろの庭園から。手前の建物は今は技術学校の教室に使っています。 (右端クリックで拡大) ・ 子どもを招くイエスさま (上) マタイ19章13-15節 (1) 「そのとき、イエスに手を置いて祈っていただくために、人々が子供たちを連…

35年前の日記

クリューニでは中世に栄えた修道院を相棒が見学し、私は前庭のレストランに入って疲れた体を休めました。 (右端クリックで拡大) ・ ロトの妻を想う (下) ルカ17章22-37節 (3) イエスはこのようなことを語り、弟子たちが、「主よ、それはどこで…

ロトの妻を想う

TGVでMACON-ROCHE駅で降り、バスでテゼに向かいましたが、途中クリューニで下車して久しぶりに町を散策。8年前より随分アカ抜けした感じでした。馴染みのパティスリでチョコレートの逸品、”天使の涙”を求めたら今はないとのこと。残念。それに可愛い3人…