2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

神のささやく声

日本では考えられません。オランジュ古代劇場(世界遺産)の壁を大胆にくりぬいたレストラン ・ 神のささやく声 (下) 列王記上19章1-18節 (3) 「神の静かにささやく声」。これが今日の題です。 Aさんが段々難聴になられて、今日発行の「板橋大山…

慰めようのない悲しみに遭っても

オランジュの街角に立つと、町並みの突き当たりに高さ36mの古代劇場が見えました。 ・ 神のささやく声 (上) 列王記上19章1-18節 (1) 今日のエリアの出来事は、BC850年頃のイスラエルの激動の時代のものです。2860年前、気が遠くなる程の…

戦うために平和の道を選ぶ

オランジュ古代劇場・世界遺産の一角にあるレストランは、岩穴の中のホールでもこのテラスでもゆっくりくつろげます。 ・ ティキコとオネシモ (下) (8月14日大山教会説教を加筆改訂) コロサイ4章7-10節 於 百人町教会 (5) 結論を言うなら、パ…

オランジュ古代劇場で考えたこと

オランジュ古代劇場。丁度オランジュ音楽祭のためにトロイの木馬の大道具が準備がなされていました。 ・ ティキコとオネシモ (中) (8月14日大山教会説教を加筆改訂) コロサイ4章7-10節 於 百人町教会 (3) パウロは、ティキコと共にもう一人、…

コロサイ書を読む

フランス・アヴィニヨンの教皇庁(1309-77) ・ ティキコとオネシモ (上) (8月14日大山教会説教を加筆訂正) コロサイ4章7-10節 於 百人町教会 (序) 3月11日に東北を襲ったマグニチュード9.0の地震は三陸部の多くの町に壊滅的な被…

聖書から見える現代社会

今日はフランス・オランジュの凱旋門に急に移りました。2千年前の本物が目の前にあり、圧倒されます。昨日爆発事故があったフランスのメルクール廃棄物処理工場(Marcoule nuclear power station)はオランジュのわずか15km西。ローヌ川をまたいだ所に…

牛の目から見た原発事故

リヨン美術館で ・ 未練がましくあらず (上) 申命記15章7-11節 (序) 今日は古代イスラエルの人たちが持っていた戒めから、学びたいと思います。現代社会に直接当て嵌めることはできませんが、何か示唆を与えられ、ものの見方や生き方を深められれ…

慰めとなる人

リヨン美術館の階段のレリーフ ・ 慰めとなる人 (下) コロサイ4章10-11節 (3) パウロはこれら3人を紹介して、「割礼を受けた者では、この三人だけが神の国のために共に働く者であり、私にとって慰めとなった人です」と語りました。 「慰め」。英…

ここは聖なる地です

リヨン美術館で ・ 慰めとなる人 (上) コロサイ4章10-11節 (1) パウロは7節以下で、ティキコとオネシモを紹介した後、今日の所でアリスタルコ、マルコ、ユストの3人の挨拶をコロサイ教会に届けています。この3人は、「割礼を受けた者」、即ち…

地上を旅する巡礼者

バプテスマのヨハネから洗礼を受けるイエスのレリーフがある洗礼盤。リヨン美術館で。 ・ 巡礼者 (上) ヘブライ11章8-16節 (2) 皆さんは今日、どのように教会に来られたでしょう。どのようにって、ほぼいつも通りですよね。籠で来た人はいません…

旅人と放浪者

リヨン美術館で ・ 巡礼者 (上) ヘブライ11章8-16節 (序) 今日は、「ヘブライ人への手紙」からご一緒に学ぼうとしています。最初に導入的なことを申しますが、このヘブライ人とは誰を指すのか、今もはっきりしていません。 ただ、ここに宛てられた…