2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

白髪にもなっても実を結ぶ

キプロスの新郎新婦(1300年代、セラミック製)。アシュモレアン博物館で。 右端クリックで拡大。 ・ レバノン杉のように (4) 詩編92篇1-16節 (3) また、「あなたはわたしの角を野牛のように上げさせ、豊かな油を注ぎかけてくださることでしょう…

自分の恥部を隠して相手を責める罪

J. B. C. コロ―(1796–1875)。アシュモレアン博物館で。 右端クリックで拡大。 ・ レバノン杉のように (3) 詩編92篇1-16節 (2) 5節の「主よ、あなたは、御業を喜び祝わせてくださいます」という言葉は素晴らしい言葉です。何と謙虚で素直な魂…

祈りの歌集

Georges Michel (1763 – 1843)。アシュモレアン博物館で。 右端クリックで拡大。 ・ レバノン杉のように (2) 詩編92篇1-16節 (1) さて、今日は久しぶりに詩編からお聞きましょう。詩編をご覧下さると、詩編は祈りですが、祈りには多くのタイプが…

目覚めるのが怖い

F. M. ホル(1845-88)。アシュモレアン博物館で。 右端クリックで拡大 ・ レバノン杉のように (1) 詩編92篇1-16節 (序) 子ども達に重い皮膚病(ハンセン病、らい病)の男の癒しを話しましたが、神谷美恵子さんは長くハンセン病の人たちと…

背後からの祈り

ロバート.マルチノー(1826 – 1869)。アシュモレアン博物館。 右端クリックで拡大 ・ 自分の益でなく (下) Ⅰコリント10章19-11章1節 ……私の自由が他人の良心によって左右されよと言うのはおかしい。そこまで弱い人への配慮は必要ない。私の良心が…

そこまで配慮が必要なの?

W. H. ハント(1828~1910)。アシュモレアン博物館。 右端クリックで拡大 ・ 自分の益でなく (中) Ⅰコリント10章19-11章1節 (2) 次に彼は、具体的な例を引いて語ります。「市場で売っているものは、良心の問題としていちいち詮索せず、何でも…

自分の益でなく

ローレンス・アルマ=タデマ。アシュモレアン博物館。 右端クリックで拡大 ・ 自分の益でなく Ⅰコリント10章19-11章1節 (序) 今日は第Ⅰコリント10章から学びますが、ここでは偶像礼拝の事が取り上げられています。パウロがこの大都市に開拓伝道…

多様なものの美しい一致

C. A. Collins (1828ー1873)アシュモレアン博物館で 右端クリックで拡大 ・ 多数で一つ (下) Ⅰコリント10章14-16節 (3) さて、今日の中心の16節です。「わたしたちが神を賛美する賛美の杯は、キリストの血にあずかることではないか。わたした…

逃げる道がある。逃げてよいのです。

F.Sandys(1829ー1904)アシュモレアン博物館で 右端クリックで拡大 ・ 多数で一つ (中) Ⅰコリント10章14-16節 (2) 「偶像礼拝を避けなさい。」この言葉には、偶像礼拝自体を避ける意味と、偶像礼拝の場所を避ける意味があります。場所を避ける事…

不安が作りだすもの

R. Martineau アシュモレアン博物館で 右端クリックで拡大 ・ 多数で一つ (上) Ⅰコリント10章14-16節 (1) 今日の14節以下は先ず、「わたしの愛する人たち、こういうわけですから…」と語ります。 私たちはお愛想で「愛する人たち」などと言う場…

満天の星空を仰いで

アシュモレアン博物館で。 右端クリックで拡大 ・ 望みなき時も (下) 創世記15章1-6節 (2) すると、「見よ、主の言葉があった」と書かれています。見よ、驚くべき事に、主は以下の言葉を語られたという意味です。彼を圧倒して迫って来たのです。 …

用心し過ぎるな

J.W.インチボールド。アシュモレアン博物館で。 右端クリックで拡大 ・ 望みなき時も (中) 創世記15章1-6節 (1) そんな中、今日の所で、「主の言葉が幻の中でアブラムに臨んだ。『恐れるな、アブラムよ。わたしはあなたの盾である。あなたの受…

子どもがなくて悲観

この方が私たちが知っているマネの作品に近いものでした。アシュモレアン博物館で。 右端クリックで拡大 ・ 望みなき時も (上) 創世記15章1-6節 (序) 子どもたちとの礼拝は楽しいですね。思い掛けない反応をします。私たちもああだったんでしょうね…