2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

一致は愛から始まる (下)  第Ⅰコリント12章12-27節

(3) 「体の中で弱い部分が、かえって必要だ」とパウロが言うのは本当だと思います。 24節の、神は見劣りのする部分を、「一層見よくして、体に調和をお与えになった」という言葉は、前の翻訳では、神は見劣りのする部分を「一層引き立たせて、体に調和…

一致は愛から始まる (上)  第Ⅰコリント12章12-27節

(1) 今日の27節に、「あなた方はキリストの体であり、また一人ひとりはその部分です」とありました。今日の聖書は、コリント教会に集まる人たちに呼びかけていますが、あなた方はイエス・キリストにつながり、教会にあって一人ひとりはキリストの体の一…

試練の中でも (下)  第1コリント10章13節

(3) だが、それだけではありません。キリストは死に勝利して復活されました。復活こそ最高の逃れる道です。いや、勝利の道です。 第2コリント4章に、「主イエスを復活させた神が、イエスと共に私たちをも復活させてくださる」とあります。復活という勝…

試練の中でも (上)  第1コリント10章13節

(1) モーセが率いたイスラエルは、70年に及ぶ砂漠の放浪でさまざまな試練を受けました。パウロは、今日の聖書の少し前の10章1節から、シナイ砂漠での偶像礼拝や神へのつぶやき、不平など幾つかの事件を私たちの信仰の警告として取り上げて、12節で…

自分が第一歩を (下)  マタイ5章23-24節

(3) どうして和解がそんなに緊急なことなのでしょう。また、イエス様はどうして断固たる口調で「しなさい」と言われるのでしょう。 ここに再び、5章の初めの、「こういう人々は幸いである」が響いていると言えます。このように思い出したらすばやく仲直…

自分が第一歩を (上)  マタイ5章23-24節

(序) 今日の聖書のすぐ前に、「昔の人は『殺すな。人を殺す者は裁きを受ける』と命じられている。しかし、私は言っておく。兄弟に腹を立てる者はだれでも裁きを受ける。兄弟に『馬鹿』と言う者は、最高法院に引き渡され、『愚か者』と言う者は、火の地獄に…

あなたに愛の目が注がれている (下)  申命記12章11節

(4) 今年は北京オリンピックがあります。開催されるでしょうが、チベット問題で波乱のオリンピックになるかも知れません。 パウロはコリント教会に何通かの手紙を宛てました。その2通が聖書に残っています。その第Ⅰコリント9章の最後の方で、コリントは…

あなたに愛の目が注がれている (上)  申命記12章11節

(序) 私たちの教会は、毎年、年間聖句を決めてそれを礼拝招詞にし、一年間礼拝の初めに司式者が読んでいます。聖句は牧師が決めるのでなく、皆さんに選んで頂いて、その中から役員会が1つを選ぶという形を取って来ました。教会は牧師だけの教会でなく、牧…

富に仕えない喜び (下)  マタイ6章24節

(4) パウロは、「私は貧に処する道を知っており、富におる道も知っている」とフィリピ書で書いています。聖書は、「富を持つな」とは語っていません。「富に仕えるな」と語っているのです。「富におる道」とは、富をどう楽しむかという道でなく、富をどう…