2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

鎖につながれても

リヨン美術館で ・ 鎖につながれても (下) コロサイ4章14-18節 (3) さて17節には、コロサイにいるアルキポへの伝言を記しています。「アルキポに、『主に結ばれた者として委ねられた務めに意を用い、それをよく果たすように』と伝えて下さい。…

S.ジョブズへの絶賛と闇

リヨン美術館で ・ 鎖につながれても (上) コロサイ4章14-18節 (1) 今日はコロサイ書の最終です。15、16節にある回章の手紙、回覧の手紙の意味については前回触れましたので、それは飛ばし、今日は14節と17、18節からお話しさせて頂き…

光が当たると輝きだす旧約聖書

リヨン美術館のゴッホの作品 ・ 神との出会いの場所 (下) エゼキエル45章1-9節 (2) 次に6節以下に、まことの君主の幻が出てきます。これもキリストの予型ともいうべきものです。 まことの君主の領域は聖なる献納地、聖域と、都の所有地、俗なる世…

湧き水が流れでる神殿

リヨン美術館にあるルノワールの名画 ・ 神との出会いの場所 (上) エゼキエル45章1-9節 (序) 今日は旧約聖書のエゼキエル書からみ言葉を聞きましょう。預言者エゼキエルは、イエスより600年ほど前の人で、エレミヤと同時代の預言者です。彼は紀元…

ユーモアをもってベストを

リヨン美術館で ・ ユーモアをもってベストを (下) フィリピ4章11b-13節 (2)私は最近、ある英語聖書が、「どんな状況に置かれても、ベストを尽くすことを学びました」と訳し、更に、「キリストの助けを得て、私はどんなことにも立ち向かうのです…

パウロと「吾(われ)ただ足るを知る」

リヨン美術館で ・ ユーモアをもってベストを (上) フィリピ4章11b-13節 (序) きのう、今日と区民祭にあわせてバザーをしています。バザーとかバザールという言葉は、元はペルシャ語で市場を意味しています。しかし教会バザーという時には本来、…

人生の恥ずかしい一章

オランジュ古代劇場の上空を飛ぶ鳩の群れ ・ 恩寵(おんちょう) 二つ 詩編65篇2-14節 (4) ただ、ここが大事ですが、この詩編の強調点はここにはありません。この詩編の信仰者は、意地悪で、陰湿な人ではありません。現実に生きる人間として、自分…

素敵なお茶友だち

プロバンスの田舎町、オランジュの民家 ・ 恩寵(おんちょう) 二つ 詩編65篇2-14節 (1) …さて、本題に入りますが、大自然における神の恵みは、6節以下で次のように歌われていました。「あなたの恐るべき御業が、私たちへのふさわしい答えでありま…

イギリスの収穫感謝祭

オランジュの凱旋門(西暦前)のレリーフ ・ 恩寵(おんちょう) 二つ 詩編65篇2-14節 (序) 今日は詩編を中心にして、最後にローマ書を学びたいと思います。題は「恩寵二つ」としています。この65篇には、神の2つの恩寵、2つの恵みが語られてい…

100歳の日野原重明さんも同じことを説く

世界遺産を2つ持つ町オランジュのバザールはプロバンス地方一体を巡回するバザールです。 おじさんが作った自家製のオリーブは絶品でした。思わずフランス人のお客さんに勧めました。 ・ 家の教会の人たちに (下) コロサイ4章12-18節 (4) エパフ…

私にはオーラなどないが

オランジュの古代劇場。客席は1万人ほどが入れます。日差しが強くスタジアムに長時間おれません。 ところが客席の下は分厚い石造りの通路になっていて心地よい風が吹き抜けていました。 古代ローマ人は時々ここで涼みながら芝居を見たようです。 ・ 家の教会…

郷里伝道をしたエパフラス

リヨン美術館で ・ 家の教会の人たちに (上) コロサイ4章12-18節 (序) 昨年4月から1年半かけてコロサイ書をご一緒に学ぶことができました。このことは本当に感謝でした。この年齢ですから、恐らく2度とこの書全体を時間をかけてご一緒に学ぶこ…