2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

聖霊の神 (上)

ヨハネ16章5-15節 (序) 今日はペンテコステ礼拝です。イエスがユダヤ人から苦難を受けて殺された後、3日目に死者の中から甦り、大変不思議な話ですが40日に亘って数々の証拠をもってご自分の復活を弟子たちに示し、彼らの罪を赦し、平和を与え、…

つぶやかず疑わない (上)

フィリピ2章12-18節 (3) さて、パウロは更に、「何事も、不平や理屈を言わずに行ないなさい」と語った後、「そうすれば、咎められる所のない清い者になり、邪まな曲がった時代の中で、非の打ちどころのない神の子として、世にあって星のように輝き…

つぶやかず疑わない (上)

フィリピ2章12-18節 (1) 毎回申しますが、フィリピの信徒への手紙は獄中書簡です。パウロは権力者の機嫌いかん、社会の動向いかんでは、バプテスマのヨハネのように、今日にも首をはねられるか、コロシアムで見世物にされライオンと戦わせられるか…

創立百周年への第一歩を (下)

マタイ22章34-40節 (3) さてイエス様は、律法学者が「一番重要な掟は何か」と聞いたのに、「心を尽くし、精神を尽くし…」と、ただ一つの戒めだけを示されたのではありませんでした。非常に不思議ですが、一番重要なものを問われたのですから、ただ…

創立百周年への第一歩を (上)

マタイ22章34-40節 (序) 今朝は、創立50周年記念礼拝を迎えました。50年に一度のおめでたい日、祝いの時です。心から喜び、感謝いたします。50年というのは聖書ではヨベルの年と言って、解放の喜びを告げる年です。朝から、多くの方がお集ま…

砂漠の中の豊かさ (下)

詩編63篇1-12節 (3) さて、3節の「栄え」という言葉に目を留めましょう。「あなたの力と栄を見ています」とあります。「栄え」とは、ヘブライ語でカーバードと言います。「満ち溢れること、豊富さ、あり余ること」などを指します。 砂漠でどんなに…

砂漠の中の豊かさ (上)

詩編63篇1-12節 (1) 63篇の添え書きに、「ダビデがユダの荒れ野にいたとき」とあります。ユダの荒れ野はエルサレムの南方に広がる不毛の地です。今、ダビデは命を狙う敵の手から逃れて、この荒涼とした不毛の荒れ野にいたのです。そして、カラカ…

謙ったキリスト (下)

フィリピ2章1-11節 (2) さて彼は、この信徒の交わりと教会一致の唯一の根拠を6節以下で書きました。これは当時流布していた讃美歌、フィリピ教会でも恐らくよく歌われていた讃美歌です。そのような誰でも知る歌を引用することは、この歌を歌うとき…

謙ったキリスト (上)

フィリピ2章1-11節 (1) 久し振りにフィリピの信徒への手紙に戻ってきました。これまでも触れましたが、パウロはこの手紙を獄中から送っています。しかも、「私の血が注がれる」ことがあるかも知れない、殉教の死が突然起るかも知れないという差し迫…

私は燃えさしだった (下)

ザカリア3章1-10節 (3) 次のゼカリヤ書4章6節に、「武力によらず、権力によらず、ただわが霊によって」という言葉が出てきます。主の家であるエルサレムの新しい神殿は、武力や権力によって建てられるのではない、主の霊によってだけ建てられると…

私は燃えさしだった (上)

ザカリア3章1-10節 (序) 今日は、50年前の4月26日に仲宿で板橋仲宿伝道の祈り会が開かれてから丁度50年になります。信濃町教会が行なった開拓伝道は、50年前のこの日をもって具体的に開始されました。ですから、創立記念礼拝は5月に致しま…

涙と共に種まく人 (下)

Ⅰペトロ2章3-5節 詩編126篇5-6節 (3) 先ほどの詩編126篇5、6節は、今年の年間聖句に一つとして選ばれました。「涙と共に種をまく人は、喜びの歌と共に刈り入れる。種の袋を背負い、泣きながら出て行った人は、束ねた穂を背負い喜びの歌を…

涙と共に種まく人 (上)

Ⅰペトロ2章3-5節 詩編126篇5-6節 (1) 今日は礼拝後に、定期教会総会が控えています。それで第Ⅰペトロ2章を先ずお読みいただきました。 ここに、「あなたがたは主が恵み深い方だということを味わいました。この主のもとに来なさい」と語り、イ…