2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

深淵にある希望 (下)  詩編130篇1-8節

(4) ルカ24章を見ると、エマオに下る2人の弟子たちに復活のイエスが現われ、彼らと歩みを共にされたと書かれています。その時、イエスは、モーセから始まり聖書全体にわたって、ご自身について書かれていることを説き明かされました。彼らは心燃える経…

深淵にある希望 (上)  詩編130篇1-8節

(序) 今日は先ほど交読した詩編130篇を中心にみ言葉を聞きたいと思います。 これは、「都に上る歌」、都もうでの歌とあります。この信仰者は、エルサレム神殿に上る時の心情を歌ったのでしょう。彼は、なぜ神殿のあるエルサレムの都に上るのか、なぜ神…

解放のよろこび (下)  ルカ13章10-17節

(4) 神の安息、神において安らぎを持つとはどういうことでしょうか。 先ずは、神の恵みを思い起こすことを意味します。私たちが働き、獲得したものでなく、別の光によって人生を見ることです。すなわち、神が、私たちの弱さの中でなし遂げられるものを見…

解放のよろこび (上)  ルカ13章10-17節

(1) イエス様が、ある安息日に、シナゴグと呼ばれるユダヤ教の会堂で、神の国の福音について教えておられた時、そこに、誰かに連れられて来たのでしょう。18年間、腰が曲がってどうしても伸ばせず、立つことが出来ない女の人が来ていました。 イエスは…

家族からの独立 マタイ12章46-50節

(1) イエス様が、多くの群衆に話しておられた時、「母と兄弟たちが、話したいことがあって家の外に立って」待っていました。すると気をきかしたある人が、イエスに、「ご覧なさい。母上とご兄弟たちが、お話したいと外に立っておられます」と、取り次いだ…

すべての人を一つに (下)  ヨハネ17章20-23節

(4) 神を信じ、信仰に生きるということは、何よりも信じる者たちの交わりと教会間の交わりを創り出す使命を持ちます。 一致は、勢力拡張や気の合う仲間を増やすためではありません。また共同の敵のために共同戦線を張るためでもありません。単純に、「主…

すべての人を一つに (上)  ヨハネ17章20-23節

(序) 神の愛の豊かさを考える時、地球上の生物の多様性、その種類の多さを挙げることができます。地球上には今、1千万種から3億種ほどの生物が住んでいると言われます。もし、亜種も加えれば種の数はべらぼうなものになります。 しかし地球にはもともと…