2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

和解に生きる人

チョコレートの町ベルン。 和解に生きる人 (下) コロサイ1章21-23節 (3) 「神は、御子の肉の体において、その死によって、あなた方と和解し、ご自身の前に聖なる者、傷のない者、咎めるところのない者としてくださいました。」 聖なる神と出合っ…

18歳で同棲

古都ベルンの再建。 和解に生きる人 (上) コロサイ1章21-23節 (1) 今日の21節は、「あなたがたは、以前は神から離れ、悪い行いによって心の中で神に敵対していました」とありました。コロサイ教会の人たちの以前の「悪い行い」とは、具体的には…

一粒の砂とも和解する

古都ベルンは熊・ベアと関係があるとか。そのいわれが描かれた旧市街の装飾画。 万物との和解の福音 (下) コロサイ1章15-20節 (2) 今日の箇所に「御子」という言葉が、原文では12回出てきます。また「すべて」という言葉も8回出てきます。この…

色即是空とグノーシス

古都ベルンの歴史を語る装飾画。アーケードは有名で全長6kmとか。 万物との和解の福音 (上) コロサイ1章15-20節 (序) コロサイ教会は、トルコの内陸部を流れるリュコス渓谷沿いの町に生まれた小さな教会です。町は小さい町でしたが、ギリシャと…

伝統は変身の力を内に秘める

アルプスを眺めて5分後背後を振り返ったら、満月がかかり気球が浮かんでいました。ベルンで。 私の心は腐っていた (下) マルコ2章13-17節 (3) その後、レビはイエスさまたちを自宅の食事に招き、そこにおびただしい数の徴税人や罪人が集まったと…

私の心は腐っていた

ベルンからアルプスを眺める。先の写真の1分後。 私の心は腐っていた (上) マルコ2章13-17節 (1) イエスは、徴税人レビという男を12弟子の一人に加えられました。 イエスはガリラヤ湖の畔で多くの群衆に教えた後、カファルナウムの町の収税所…

ピンチこそ飛躍の時

ベルンからアルプスを眺める それは全く無駄だったのか (下) 使徒言行録17章16-34節 (4) パウロがアレオパゴスでした信仰の証しは、結果的に失敗だったといわれます。聞き手は、パウロが復活について語り出すと、聞かないうちに、「その事は、別…

アレオパゴスのパウロ

なかなかの演奏で聞き惚れました それは全く無駄だったのか (上) 使徒言行録17章16-34節 (1) パウロが古代の哲学の都アテネで行なった演説は大変有名です。今もアテネに行くと、アレオパゴスの丘の麓に、パウロの今日の演説がギリシャ語で記念板…

牧師は自分を吟味して

イギリスと違って写真を撮ったら叱られました。ベルンで。 聖餐を考える (下) ―聖餐式の司式者はキリスト― ヨハネ6章53-57節 (3) ペトロという人物のことを考えてみましょう。復活のキリストはペトロに、「私を愛するか」と尋ねられました。ペト…