2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

福音を生き抜く

手前はチューリッヒ湖から流れ出たリマト川、対岸は旧市街の下町。教会の向こうにチューリッヒ大学が見えます。 (画面クリックで拡大します) ・ 味わい見よ、主の恵みを(1)ー上 詩編34篇1-23節 (1) ダビデは、「どのようなときも、わたしは主…

こんな終活ができれば

チューリッヒ発祥の地、リンデンホフの丘では楽団の演奏で民族ダンスの輪ができ賑わっていました。 ・ 今日も明日も次の日も (下) ルカ13章31-35節 (5) こう言われたイエスは、次に、「めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを…

世界を完全にコントロールした男?

チューリッヒは丁度水上フェスティバルの前日でしたが、 この都会の空をパラグライダーが5、6台飛行していて思わず解放感を味わいました。 ・ 今日も明日も次の日も (中) ルカ13章31-35節 (2) さて次に、イエスは32節で、「行って、あの狐に…

「八重の桜」に涙を流しました

青年時代に学んだペスタロッチはチューリッヒの人でした ・ 今日も明日も次の日も (上) ルカ13章31-35節 (序) 先週、初めて「八重の桜」のテレビを見ました。丁度いい場面だったらしく思わず涙が出ました。「過激な転校生」という題で、熊本バン…

大教会も小教会も値打ちは同じ

チューリッヒ駅。駅前に鉄道の先駆者アルフレート・エッシャーの像が建っていました。 ・ 狭い戸口から入りなさい (下) ルカ13章22-30節 (3) イエスがこう言われたのは、ご自身が狭い門から入られたからです。他の人に語っても自分はしないとい…

軸になるものを持って生きる

スイス人は路地遊びが大好き。公園でチェスが始まるところでした。 ・ 狭い戸口から入りなさい (中) ルカ13章22-30節 (1) イエス様はエルサレムに上る旅の途中、町や村を巡って神の国の福音を説かれましたが、ある男の質問をきっかけに、弟子た…

一人かチームプレーか

ジュネーブ旧市街のの路地 ・ 狭い戸口から入りなさい (上) ルカ13章22-30節 (序) 今朝は雨がひどくお休みの方が多くあります。当然です。ところが、先程お話しましたら、雨だから来ましたという高校生もここに来ておられます。バスケットの部活…

「主の祈り」は人類の世界遺産

今回泊まったSagitta Hotel は三つ星ですがお部屋はきれいだし、静かだし、もてなしはよかったですね。 かすかな新しい兆し(下) ルカ13章18-21節 (4) スイスには「人間の混乱と神の摂理」という言葉があります。私たちが歴史を振り返れば人間の…

この夏、スイスで

カルヴァン時代に新調された1543年の説教壇は今はありません。これは1864年のもの。ジュネーブで。 かすかな新しい兆し(中) ルカ13章18-21節 (3) しかし私は、まだイエスの預言はすっかり実現に至っていないと思います。その途上にある…

貧弱な姿をしているからし種

赤十字の父、アンリ・デュナンの像がジュネーブの舗道にありました。 ・ かすかな新しい兆し (上) ルカ13章18-21節 (1) 今日の箇所は「からし種とパン種のたとえ」となっていますが、イエスは、しばしば日常生活にあるものを素材に譬えを話され…

アブラハムの娘

カルヴァンのSt.ピーター大聖堂(側面)、入口は写真左側・ジュネーブ ・ 法をこえるもの (下) ルカ13章10-17節 (4) イエス様は彼女を、「アブラハムの娘」と呼ばれました。長年、絶望感で打ち拉(ひし)がれ、病の霊に苦しみ、社会から締め出さ…

律法主義の落とし穴

ジュネーブのSt.ピーター大聖堂の近くにジャン・カルヴァン通りがあります ・ 法をこえるもの (中) ルカ13章10-17節 (2) 申命記5章に安息日の掟が出ています。「安息日を守ってこれを聖別せよ。あなたの神、主が命じられた通りに、6日の間働い…

幸せを単純に喜ぶ

宗教改革記念碑の前にあるジュネーブ大学のステンドグラス ・ 法をこえるもの (上) ルカ13章10-17節 (1) 今日の箇所はルカ福音書にだけ記された事件です。医者ルカの筆致は生き生きとして、社会の中で打ち拉がれた病人に対する、人道的な医者ら…