2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

葬儀が終わった夜

西暦200~600年、中央アジア~インド北部地図。 仏教が北西に伝わり、やがてこれらの地はイスラムによって全滅させられた。アシュモレアン博物館で。 右端クリックで拡大 ・ 取るに足らぬ僕 (上) ルカ17章7-10節 (序) 今日の題は、「取るに…

変革の秘密兵器

副葬品の額の飾り。3400年前。キプロス出土。 右端クリックで拡大 ・ 変革の秘密兵器 (下) Ⅰコリント11章23‐29節 (3) では何故、主のパンを食べ、杯を飲み、キリストの体と血に与る聖餐式がそんなに重要なのか――。この力強い恵みは、信仰を持…

血による調印

上は今日の赤い皆既月食、下はアテネのポセイドンに上る皆既月食前の満月。The Independent。 右端クリックで拡大 ・ 変革の秘密兵器 (中) Ⅰコリント11章23‐29節 (2) さて、パウロが初代教会から受け継いだのは、「主イエスは、引き渡される夜、…

福祉サービスを越えるもの

オックスフォード大の卒業式が終わって 右端クリックで拡大 ・ 変革の秘密兵器 (上) Ⅰコリント11章23‐29節 (序) 一昨年の5月、JOCSキリスト教海外医療協力会のワーカーで、バングラデシュの重い心身障碍者施設のリーダーをしている岩本直美さ…

坂の思索

ブッダの誕生、AD2世紀。ガンダーラ。脇腹から生まれた!アシュモレアン博物館 右端クリックで拡大 ・ 葬儀説教(下) ダニエル5章17‐28節 2018年7月23日(月) (2) 9年前にA子さんが教会の50周年誌に書かれた「坂」という題の文章が…

私の好きな聖書は

オックスフォード、クライスト・チャーチ・カレッジ。 右端クリックで拡大 ・ 葬儀説教(上) ダニエル5章17‐28節 2018年7月23日(月) (序) 昨夜来れなかった方々もおられますので、お許しを頂いて、最初からかなりダブったことを申し上げま…

リスクを冒すパイオニア

車山高原・藤森清治切り絵 右端クリックで拡大。 ・ 新酒のワインの力 (下) ルカ5章37-39節 (3) 先週、お隣のA教会の牧師就任式に家内と行きました。茶話会が終わって帰ろうとしたら、目の前に座っていた中年の女性が話しかけて来ました。聞くと…

「主の祈り」の質的な新しさ

車山高原(6) 右端クリックで拡大。 ・ 新酒のワインの力 (中) ルカ5章37-39節 (2) 私たちは先週、「主の祈り」を学びました。そこで学んだのは、十分強調できたかどうか危ぶみますが、イエスが教えられた「主の祈り」が持つ、質的な新しさ、画…

新酒ワインの力

車山高原(5) 右端クリックで拡大。 ・ 新酒のワインの力 (上) ルカ5章37-39節 (序) 今年の夏季集会は「主の祈り」を学ぼうと言う事です。どれだけ「主の祈り」の深みに触れることができるか楽しみにしています。昔、信濃町教会の福田正俊という…

善人は悩まなければならない

車山高原(4) 右端クリックで拡大。 ・ 主の祈り (5) マタイ6章9-13節 (4) 「我らを試みに会わせず、悪より救い出したまえ。」 試みには、試練と誘惑の2つの意味があります。むろん試練は悪いものだけでなく、私たちを鍛える教育的側面があり…

顔を洗って出直して来い

車山高原(2) 右端クリックで拡大。 ・ 主の祈り (4) マタイ6章9-13節 (3) 次に「主の祈り」後半に入ります。その最初が「我らの日用の糧を今日も与えたまえ」です。 「主の祈り」の前半は、神に関する祈りでしたが、後半は日々の糧や罪の赦し…

人類に絶望しない

車山高原(2) 右端クリックで拡大。 ・ 主の祈り (3) マタイ6章9-13節 (2) 「御国を来たらせたまえ」の「み国」は、神のご支配です。神が最終的にこの世を裁き、審判して下さることを求める祈り。永遠なる神のご計画がこの世界に成就することの…

何もかも合点がいく

車山高原 右端クリックで拡大。 ・ 主の祈り (3) マタイ6章9-13節 (2) 「御国を来たらせたまえ」の「み国」は、神のご支配です。神が最終的にこの世を裁き、審判して下さることを求める祈り。永遠なる神のご計画がこの世界に成就することの祈りで…

天の父よ

オックスフォード、クライスト・チャーチの祭壇画 右端クリックで拡大。 ・ 主の祈り (2) マタイ6章9-13節 (1) 「天にまします我らの父よ」の「父」は、イエスの父、イエスの知っておられる「父なる神」への呼び掛けです。私たちはこの方を直接知…

キリスト教の宝石箱

アシュモレアン博物館 右端クリックで拡大。 ・ 主の祈り (1) マタイ6章9-13節 (序) 今日はマタイによる福音書の「主の祈り」をお読み頂きましたが、来週の夏季集会は私たちが唱える「主の祈り」を学ぼうという事ですので、今日のお話しはそれに沿…

吹けば飛ぶような者も侮るな

フィリップ2世に語るアテネの哲人デモステネス。アシュモレアン博物館で。 右端クリックで拡大。 ・ 神を見くびる (下) Ⅰコリント11章17-22節 (2) そこで分裂の具体例を上げています。分裂が富む者と貧しい者の間に起ったのでしょう。「食事の…

パウロの危機感

キプロスの髭の男(BC500-600)。アシュモレアン博物館で。 右端クリックで拡大。 ・ 神を見くびる (中) Ⅰコリント11章17-22節 (1) 今日の個所に教会という言葉が2度出て来ます。教会とは何でしょう。それは宗教的な同好会や自主活動団体でしょ…

神を見くびる

アシュモレアン博物館で。 右端クリックで拡大。 ・ 神を見くびる (上) Ⅰコリント11章17-22節 (序) 今日は「神を見くびる」と言う物騒な題です。これはコリント教会の事を思って付けましたが、今の社会を見ると、神を見くびるような事があちこちで…