2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

創造性の源 (下)

ガラテヤ5章13-26節 (4) 「肉の業」について語った後、パウロは「霊の結ぶ実」というのを対置しています。神の霊は私たちの中で一つの実を結びますが、その実は色々な側面、色々な表情を持っています。それが、「愛、喜び、平和、寛容、親切、善意…

創造性の源 (上)

ガラテヤ5章13-26節 (1) イエスはヨハネ福音書で、「私の言葉のうちにとどまるならば、あなた方は本当に私の弟子である。あなた方は真理を知り、真理はあなた方を自由にする」と言われました。キリストに留まる時に私たちは真理を知るのです。この…

一羽の雀にも心をとめる神

マタイ10章29-30節 (1) イエス様は、今日の箇所で、「2羽の雀が1アサリオンで売られているではないか。だが、その1羽さえ、あなた方の父のお許しがなければ、地に落ちることはない」と、おっしゃっています。 1デナリオンは労働者1日分の賃金…

神の働きにあずかる (下)

使徒言行録1章6-8節 (前回からつづく) ノーベル平和賞が、フィンランドのアハティサーリという人が受賞することになったそうです。G7のことがあって、その報道が片隅に追いやられました。新聞やテレビで紹介されないことを申しますと、この方は青年…

神の働きに与かるとは (上)

使徒言行録1章6-8節 (1) 今日は、約10年ぶりに来られたAさんとご一緒に礼拝を守れることを大変うれしく、喜んでいます。 さて、先ほどお読みくださった直ぐ前の所に、復活のイエスは、40日にわたって弟子たちに現われて神の国について話されたと…

エレミヤという男 (下)

エレミヤ書1章1-13節 b) 客観的にエレミヤは傑出した男でしたが、先ほど触れたように、自分はその任に堪えない器だと辞退しました。私は若者で、王や民衆に向かって語れるような人間ではありません。そういう強さも説得力も、正当性も持っていません…

エレミヤという男 (上)

エレミヤ書1章1-13節 (1) この頃は、散歩に出ますとどこからか金木犀の香りが漂ってきます。路地に入ると、民家に沿って並べられている植木鉢や小さな花壇にホトトギスの花や、色んな色の小菊が咲いています。春も花の種類は多いですが、やがて一年…

人類の始めを越えて (下)

ルカ24章50-53節 (3) さて、イエスの祝福を受けた弟子たちは、天に上げられる「イエスを伏し拝んだ後、大喜びでエルサレムに帰り、絶えず神殿の境内にいて神をほめたたえていた」とありました。 弟子たちはこの時、初めて地に頭をつけて、復活のイ…