2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

お金でなくスピリットを継いでね

チューリッヒ市立美術館で ・ 弟は生き返ったのだ (下) ルカ15章25-32節 (4) 兄の言い分をじっと聞いていた父は、最後に申しました。「子よ、お前はいつもわたしと一緒にいる。わたしのものは全部お前のものだ。だが、お前のあの弟は死んでいた…

必ず分るようになる

ムンク作、チューリッヒ市立美術館で ・ 弟は生き返ったのだ (中) ルカ15章25-32節 (2) 兄は、「あなたのあの息子が、身上を食いつぶし」と言いました。彼の怒りは、弟だけでなく、父にも向けられていることが、ここから分かります。あれはあな…

筋が通っている兄の言い分

チューリッヒ市立美術館で ・ 弟は生き返ったのだ (上) ルカ15章25-32節 (序) 先週は、イエス様が話された「放蕩息子の譬え」の前半を学びました。これは1節以下にあったように、徴税人や罪人が皆、イエスの所に集まって来た時、ファリサイ人や…

さあ、指輪をはめて!

クールベ作「マス」、チューリッヒ市立美術館で ・ さあ、指輪をはめて! (下) ルカ15章11-24節 (2) さて、息子は、きつい、汚い、同族に見つかれば汚名を着せられる危険がある3Kの職場で、重労働をしながら、「彼は我に返って言った。『父の…

白豚との戯れ

誰の絵でしたっけ?チューリッヒ市立美術館で ・ さあ、指輪をはめて! ルカ15章11-24節 (1) 放蕩息子の譬えを、2回に分けて考えてみたいと思いますが、先ず、ここに登場する弟は、来週扱う兄と比べ機転が利きます。うまく立ち回って、父から遺産…

男女の考えがブレンドされると

何を思いますか…、チューリッヒ市立美術館で ・ 男と女 (4) Ⅰテモテ2章8-3章1節 (前回、前々回からお読みください。) (3) これは、今日でも大体受け入れられるでしょう。だが、次の部分からグングンおかしくなります。「婦人は、静かに、全く従…

レベルの高い人とお友達になれる

P.Rubens、チューリッヒ市立美術館で ・ 男と女 (3) Ⅰテモテ2章8-3章1節 (前回、前々回からお読みください。) ただ、それは、当時と今をゴッチャにするから生まれる誤解です。 当時の教会は貧しい人が多かったのです。今では考えられないほどの貧…

修道女に言うんじゃありませんよ

B.Bellotto作「東側から見るクロイツ聖堂の残骸」、チューリッヒ市立美術館で ・ 男と女 (2) Ⅰテモテ2章8-3章1節 (前回からお読みください。) では、なぜそう語るのか。その理由が重要です。 それが、「だから」という冒頭の言葉で示されています…

男よ、怒らず争わず、平和の人であれ

(部分) チューリッヒ市立美術館で ・ 男と女 (1) Ⅰテモテ2章8-3章1節 (序) 今日の聖書を聞かれて、聖書にこんな所があるのだ。これは酷い、と思われた方があるのでないでしょうか。私は、特に後半は酷いと思います。私もここはショックを受けま…