2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

形でなくこころ(下)  イザヤ1章11-18節

(4) イザヤは、「悪を行うことをやめ、善を行うことを学び、裁きをどこまでも実行して」行くということを、「孤児の権利を守り、やもめの訴えを弁護せよ」ということと同列にして述べます。 神は、一部の人たちでなく、全ての人と結びついておられます。…

形でなくこころ(上)  イザヤ1章11-18節

(1) 先週の水曜日は思いがけないことが起こりました。世界第2の経済大国と呼ばれ、先進主要国の一つである日本の首相がどんなに脆い人であったか、一国を率いる代表者がこんなに未熟な人間でよかったのだろうかと、社会や国、また人間というものについて…

全地に満ちる神の栄光(下)  詩編8篇2-10節

(4) ところが、ダビデの神への賛美はそこで終わりません。続いて、「神に僅かに劣るものとして人を造り、なお、栄光と威光を冠としていただかせ、御手によって造られたものをすべて治めるように、その足元に置かれました。羊も牛も、野の獣も、空の鳥、海…

全地に満ちる神の栄光(上)  詩編8篇2-10節

(1) この詩は、ダビデの作であると書かれていますが、彼の晴れやかな、健康な気質がよく表れている詩のひとつです。 「あなたの御名は、いかに力強く全地に満ちていることでしょう」、「天に輝くあなたの威光をたたえます」と言った表現。また満天の星を仰ぎ…

よい羊飼いとは(下)   ヨハネによる福音書10章7-18節

(3) さて、羊飼いがするもう一つの事。一つに呼び集めるという事。あるいは、いろいろの群れを集めて一つの群れとして導くという事は、(そこには凝縮した素晴らしい意味が詰まっていますが)別の時に詳しくお話し申し上げることにして、今日はその一部を…

よい羊飼いとは(上)   ヨハネによる福音書10章7-18節

(1) 旧約聖書でも新約聖書でも、あちこちに羊飼いと羊の話が出てきます。有名なものでは、詩編23篇の「主は、私の羊飼い」があります。新約では「迷いでた一匹の羊」の譬(たと)えが有名です。今日の箇所は、イエス様がよい羊飼いに譬えられています。…