2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

安らかな信頼

ドガ「髪をとく女」。チューリッヒ市立美術館で。 ・ すべての人の贖い (下) Ⅰテモテ2章5-7節 (3) イエスは、ヨハネ福音書14章で、「私は平和をあなた方に残し、私の平和を与える。これは世が与えるようなものとは異なる。心を騒がせるな。おびえ…

不安が吸い取られる

Giacometti。 チューリッヒ市立美術館で。 ・ すべての人の贖い (中) Ⅰテモテ2章5-7節 (2) さて、贖(あがな)いについて聖書はあちこちで語っていますが、これはキリスト教の最も重要な中心思想です。本質はここにあります。イザヤ書43章を見ま…

平穏で落ち着いた生活

E.Manet。 チューリッヒ市立美術館で。 ・ すべての人の贖い (上) Ⅰテモテ2章5-7節 (序) 2週続きの珍しい大雪で礼拝にいらっしゃれなかった方々も、今日は、AさんやBさんにもお元気にお目にかかれて嬉しく思います。2週間お会いしないと寂しいし…

敵意の壁が砕かれた

H.Scherer「葬送の歌」チューリッヒ市立美術館で ・ 平穏で落ち着いた生活 (下) Ⅰテモテ2章1-5節 (2) 今日の箇所から、キリスト者は、すべての人に代理して神への祈りに召し出されているということを教えられました。私たちの使命は、まず全ての人…

代理の祈り

「イエスと姦淫の女」チューリッヒ市立美術館で ・ 平穏で落ち着いた生活 (上) Ⅰテモテ2章1-5節 (序) 「平穏で落ち着いた生活。」これは殆んどの人が願っていることではないでしょうか。若い人たちも、日々追われるような忙しい生活から解放され、も…

最優先課題は対話です

ビュールレ作「ルビック伯爵と娘たち」。チューリッヒ市立美術館で。 ・ 雄々しく戦う (下) Ⅰテモテ1章18-20節 (4) 先週の夕刊に、米谷(こめたに)ふみ子さんというアメリカに50年以上在住する日本人作家で画家である方が寄稿していました。「…

皺は人生に深みを添えます

チューリッヒ市立美術館で ・ 雄々しく戦う (中) Ⅰテモテ1章18-20節 (3) 次の「正しい良心とをもって」と言われている、「正しい」とは、ギリシャ語でアガトスと申します。アガトスは外観の美しさや、優美さ、優秀さでなく、それとは対照的に言わ…

人生の峠をどう越える

E.ムンクのこのような作品にもお目にかかれました ・ 雄々しく戦う (上) Ⅰテモテ1章18-20節 (1) 今日の箇所は、一見信仰の世界についてだけ語っているように見えますが、よく考えると信仰だけでなく、人間として社会の中でどう生きるかを深く考え…

コーランを唱えて葬られた神父さん

湖から坂を上がりチューリッヒ市立美術館に行ってみました。 「ストーブの上で眠る子どもたち」Albert Anker ・ 罪人のかしら (下) Ⅰテモテ1章12-17節 (3) パウロは、「わたしが憐れみを受けたのは、この方を信じて永遠の命を得ようとしている人…

地獄に落ちる罪人のかしら

遊覧船から戻ると湖の橋のたもとで10mの高飛び込みをしていました。 ・ 罪人のかしら (中) Ⅰテモテ1章12-17節 (2) そこで、パウロは今日の中心となる言葉を語ったのです。「『キリスト・イエスは、罪人を救うために世に来られた』という言葉は…

憑き物が落ちました

チューリッヒ湖を小一時間遊覧して帰ってきたら橋の上は超満員でした。 右端クリックで拡大。 ・ 罪人のかしら (上) Ⅰテモテ1章12-17節 (1) 今日の13節で、パウロは自分の過去を率直に語っています。「以前、わたしは神を冒涜する者、迫害する…