2013-01-01から1年間の記事一覧

イエスの素顔が垣間見れる場所

昨日の彫刻の説明文。チューリッヒの国立博物館において。(スイスの宗教改革はこの地で最も早くに始まりました。宗教改革は、これまでの教会法や伝統でなく、聖書を最高の規範として、そこから物事を考えていこうという運動でした。聖書や真理でなく姑息な…

罠(わな)

これは何でしょう。今日のブログの後半と関係があります。チューリッヒで。 (次回の写真をご覧ください。) ・ 愛と法 (上) ルカ14章1-6節 (1) 今日の聖書は、「安息日のことだった」という言葉で始まっています。今日のテーマは安息日のことです…

味わい見よ、恵みを

世界最大の大時計塔がある聖ペトロ教会前でこんなかわいい集いがあったのです。集まったのはご近所の人たちのようでした。 (写真クリックで拡大) ・ 味わい見よ、恵みを (下) 詩編34篇1-23節 (3) 13節以下に、「喜びをもって生き、長生きして…

神は携帯電話を持っておられない

世界最大の大時計塔がある聖ペトロ教会前に集まった人たち。この人たち何を見ているかな? 答えはこのブログの一番下にあり。 (写真クリックで拡大) ・ 味わい見よ、恵みを (中) 詩編34篇1-23節 (2) 次に、「いかに幸いなことか、御もとに身を…

世界変革の秘密兵器

チューリッヒの焼肉屋は凄かった。写真にあるこいつを串刺しして炭火で丸焼き。食べたらクセになりますぞ。 (写真クリックで拡大) ・ 味わい見よ、恵みを (上) 詩編34篇1-23節 (序) 先週は9節に入りかけたところで終わりましたので、その続きか…

宗教でなく、神との交わりの回復

巨大な時計塔のある聖ペーター教会からリマト川の対岸のグロス・ミュンスター教会に渡る綱渡りでした (写真クリックで拡大) ・ 味わい見よ、主の恵みを(1)ー下 詩編34篇1-23節 (3) 「わたしと共に主をたたえよ。ひとつになって御名をあがめよ…

福音を生き抜く

手前はチューリッヒ湖から流れ出たリマト川、対岸は旧市街の下町。教会の向こうにチューリッヒ大学が見えます。 (画面クリックで拡大します) ・ 味わい見よ、主の恵みを(1)ー上 詩編34篇1-23節 (1) ダビデは、「どのようなときも、わたしは主…

こんな終活ができれば

チューリッヒ発祥の地、リンデンホフの丘では楽団の演奏で民族ダンスの輪ができ賑わっていました。 ・ 今日も明日も次の日も (下) ルカ13章31-35節 (5) こう言われたイエスは、次に、「めん鳥が雛を羽の下に集めるように、わたしはお前の子らを…

世界を完全にコントロールした男?

チューリッヒは丁度水上フェスティバルの前日でしたが、 この都会の空をパラグライダーが5、6台飛行していて思わず解放感を味わいました。 ・ 今日も明日も次の日も (中) ルカ13章31-35節 (2) さて次に、イエスは32節で、「行って、あの狐に…

「八重の桜」に涙を流しました

青年時代に学んだペスタロッチはチューリッヒの人でした ・ 今日も明日も次の日も (上) ルカ13章31-35節 (序) 先週、初めて「八重の桜」のテレビを見ました。丁度いい場面だったらしく思わず涙が出ました。「過激な転校生」という題で、熊本バン…

大教会も小教会も値打ちは同じ

チューリッヒ駅。駅前に鉄道の先駆者アルフレート・エッシャーの像が建っていました。 ・ 狭い戸口から入りなさい (下) ルカ13章22-30節 (3) イエスがこう言われたのは、ご自身が狭い門から入られたからです。他の人に語っても自分はしないとい…

軸になるものを持って生きる

スイス人は路地遊びが大好き。公園でチェスが始まるところでした。 ・ 狭い戸口から入りなさい (中) ルカ13章22-30節 (1) イエス様はエルサレムに上る旅の途中、町や村を巡って神の国の福音を説かれましたが、ある男の質問をきっかけに、弟子た…

一人かチームプレーか

ジュネーブ旧市街のの路地 ・ 狭い戸口から入りなさい (上) ルカ13章22-30節 (序) 今朝は雨がひどくお休みの方が多くあります。当然です。ところが、先程お話しましたら、雨だから来ましたという高校生もここに来ておられます。バスケットの部活…

「主の祈り」は人類の世界遺産

今回泊まったSagitta Hotel は三つ星ですがお部屋はきれいだし、静かだし、もてなしはよかったですね。 かすかな新しい兆し(下) ルカ13章18-21節 (4) スイスには「人間の混乱と神の摂理」という言葉があります。私たちが歴史を振り返れば人間の…

この夏、スイスで

カルヴァン時代に新調された1543年の説教壇は今はありません。これは1864年のもの。ジュネーブで。 かすかな新しい兆し(中) ルカ13章18-21節 (3) しかし私は、まだイエスの預言はすっかり実現に至っていないと思います。その途上にある…

貧弱な姿をしているからし種

赤十字の父、アンリ・デュナンの像がジュネーブの舗道にありました。 ・ かすかな新しい兆し (上) ルカ13章18-21節 (1) 今日の箇所は「からし種とパン種のたとえ」となっていますが、イエスは、しばしば日常生活にあるものを素材に譬えを話され…

アブラハムの娘

カルヴァンのSt.ピーター大聖堂(側面)、入口は写真左側・ジュネーブ ・ 法をこえるもの (下) ルカ13章10-17節 (4) イエス様は彼女を、「アブラハムの娘」と呼ばれました。長年、絶望感で打ち拉(ひし)がれ、病の霊に苦しみ、社会から締め出さ…

律法主義の落とし穴

ジュネーブのSt.ピーター大聖堂の近くにジャン・カルヴァン通りがあります ・ 法をこえるもの (中) ルカ13章10-17節 (2) 申命記5章に安息日の掟が出ています。「安息日を守ってこれを聖別せよ。あなたの神、主が命じられた通りに、6日の間働い…

幸せを単純に喜ぶ

宗教改革記念碑の前にあるジュネーブ大学のステンドグラス ・ 法をこえるもの (上) ルカ13章10-17節 (1) 今日の箇所はルカ福音書にだけ記された事件です。医者ルカの筆致は生き生きとして、社会の中で打ち拉がれた病人に対する、人道的な医者ら…

暴力へ向かう衝動

ジュネーブの宗教改革記念碑 ・ 来年は実がなるかも… (下) ルカ13章6-9節 (2) 「来年は実がなるかも知れません。」イチジクは、「かも」という不確かさの中で守られたのです。私たち、いや、この私は一生かかって、「実がなるかも知れません。なら…

頼もしい母ちゃんが「母なる教会」

100mに及ぶ宗教改革記念碑がある公園で映画のロケをしていました ・ 来年は実がなるかも… (上) ルカ13章6-9節 (序) 皆さんはどうでしょうか。私は長く生きるに従って、自分がどんなに多く人から辛抱されて来たか。我慢され、赦され、忍耐されて…

み顔の光に照らされて生きる

ジュネーブの教会にカルヴァンの椅子があります。 ・ み顔の光に照らされて生きる (下) 詩編4篇1-9節 (4) 最後に、この信仰者は、「恵みを示す者があろうかと、多くの人は問います。主よ、わたしたちに御顔の光を向けてください」と祈りました。 「…

オランダ人従軍慰安婦のこと

ジュネーブの宗教改革記念碑はジュネーブ大学の前にありました。 ・ み顔の光に照らされて生きる (中) 詩編4篇1-9節 (3) マルタさんはそれは美しい女性でした。父方も母方も祖父母の代から始まる、オランダ人とインドネシア人との間に生まれた3世で…

私の正しさを認めて下さる…

やはりレマン湖は素晴らしい眺めでした ・ み顔の光に照らされて生きる (上) 詩編4篇1-9節 (序) 誰であろうと、自分の正しさを認めてくれる者がいてくれることは、励ましになり、大いなる力になります。たとえそれが犬や猫であってもです。犬は、私が…

原発についての信仰宣言

笑う天使 ・ 原発問題についての信仰宣言「問:生きている時も、死ぬ時も、あなたのただ一つの慰めは何ですか。 答:わたしが、身も魂も、生きている時も死ぬ時も、わたしのものではなく、わたしの真実なる救い主イエス・キリストのものであることであります…

どんな国とも笑って交わる

(写真クリックで拡大) 宝石のような古都バーゼル(上)とライン川で泳ぐ人たち(下) ・ 悔い改めなければ (下) ルカ13章1-5節 (3) きょうは礼拝後の愛餐会で妻がテゼでの経験を話すことになっていますが、まだ休暇の余韻が残っていまして、今日…

重荷を下ろして歩む道

(写真クリックで拡大) テゼでは、ティー・タイムになるとみんな同じ場所に集まってきます。 ・ 悔い改めなければ (中) ルカ13章1-5節 (2) さて、イエスは人々の質問に、2、3節で「あなたがたも悔い改めなければ、皆同じように滅びる」と語られ…

誰も気づかず歴史を改変する

(写真クリックで拡大) テゼの食事時。難民キャンプではありません。 食事作りも配膳も後片付けも来た人たちのボランティア。 救護所の医者や看護婦も参加者のボランティアです。薬代も手当ても無料。 ・ 悔い改めなければ (上) ルカ13章1-5節 (序…

寅さんの自由に思う

スイス、フランス、ドイツの国境がここバーゼルで交わっています ・ 平和こそわが喜び (下) Ⅱテサロニケ3章16-18節 (3) パウロは平和を祈り、最後に、「わたしパウロが、自分の手で挨拶を記します。これはどの手紙にも記す印です。わたしはこのよ…

三国が一点で交わる町、バーゼル

テゼは今、若者たちであふれています ・ 平和こそわが喜び (中) Ⅱテサロニケ3章16-18節 (2) キリスト教信仰は、神と生きた関係を持つことです。思想でも道徳でも、宗教組織や法や制度でもありません。それらは次の事柄であって、問題の核心はキリ…