じゃあ、自分はどうかって・・・


      俳優座の長浜奈津子さんとバイオリンの喜多直毅さんがO.ワイルドの「幸福の王子」を教会で上演。
                       実に素晴らしいものでした。
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                                               ドアホンを押すキリスト(上)
                                               ヨハネ黙示録3章20節

 
                                 (序)
  先程、Aさんが子どもたちにザアカイの話をして下さって、「聞いたことがある聖書の話でも、もう一度聞くとまた違ったことを考えさせられるのよね」と言われました。本当にそう思いました。

  皆から嫌がられ、仲間外れにされていたザアカイでした。彼自身いやな奴でした。あんな狡(こす)い奴とか、暴力的な奴、血も涙もない奴と言われていたザアカイです。でもイエスはそんな人の友達になって行かれたのです。

  じゃあ、自分はどうかって思わされたんです。こんな人なら許せるけど、こんな人は許せないとか、ここまではいいが、この一線を越える人はもう許せないとか。色々線引きをして、皆もこんな奴だと言うし、自分もそう思うので向こうへ行ってくれという態度になっていないか。しかしイエスは、皆がどうあろうとザアカイの友になられた訳で、自分はもっと考えなければならないと思わされたわけです。

                                 (1)
  さてヨハネの黙示録には、現在のトルコの大きなアナトリア半島、あの地域は小アジアと言いますが、そこにある7つの教会に宛てられた手紙が先ず出てきます。「今おられ、かつておられ、やがて来られる方から」、即ち、「死者の中から最初に復活した方、…イエス・キリストから恵みと平和があるように」という祝福の言葉と共に送られています。

  今日の個所は、この7教会の最後のラオディキア教会に宛てられた手紙の一節です。ちなみに、ラオディキアは小アジアの中部、奥地ですが、交通の要衝地で、農産物や毛織物、また医薬品の産地でした。ここにパウロが開拓して教会が生まれたのです。

  20節だけお読み頂きましたが、全体に大事な言葉がありますので、14節から最後まで一度皆でご一緒に朗読しましょう。………

      (つづく)


                                               2019年2月3日




                                               板橋大山教会  上垣勝





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