何人か集まって1つのメッセージ


                         リヨン美術館(32)         右端クリックで拡大
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                                                 小鳥らが巣をかける木 (下)
                                                 マタイ13章31―32節



                              (2)
  再来週の16日の礼拝後に全体懇談会があります。その時に提案したいことが1つあります。次の年度は、毎日曜日にどなたかにこの場で証をして頂くことです。

  1人1人に短いみ言葉を差し上げますので、そのみ言葉を1週間考えて頂きそれをお話頂くのです。礼拝は神へのサービス、捧げることですが、各自、自分がそのみ言葉で神から与えられたことをお話し、捧げて頂きたいと思っているのです。

  これは私の提案であって役員会で考えて頂き、更に全体懇談会で改良して行って頂きたいと思います。私の案だと1年52週、ほぼ1年に2回まわります。話と言っても6分以内。7分になれば合図を鳴らします。

  趣旨は、教会全体が1年間、各自み言葉に向かい、み言葉と取り組むことです。新しい良い耳を持つこと、キリストと向き合う生活です。み言葉は例えば、「初めに神は天地を創造された」とか、「あなた方は地の塩である」とかを、ご自分の生活の中で考えてお話頂くのです。皆に教える話しでなく、自分はこの言葉をこう聞きました、考えました。この言葉からこんな風に反省させられました。これを実践しようとして苦しみました。この言葉から逸(そ)れてこんな1週間でした……。色々あると思います。色々あっていいと思います。ある週は充実した話になり、ある週は軽い話になるかも知れません。それでいい。充実した話も軽い話も、色々が集まってこの教会のメッセージを形成する。

  牧師の話を聞くだけでなく、皆さんがご自分の聖句を考えて下さる。受け身の信仰でなく自分で考えて証しする信仰へ進んで行きましょう。

  繰り返しますが、たとえ解説書を参考にしても解説書に書いてあったことを紹介するのではありません。ご自分の内でみ言葉を温めて、神は自分に何を語っておられるのかを5分程でお話し頂くのです。

  その際に、その話を批判しない事。すべて受け入れること。聖書について事実誤認があれば私は訂正させて頂きますが、私も極力申し上げません。もう1つは誉めない事。直接その方に誉めて頂いてもいいですが人前では誉めない事です。

  み言葉と出会う自己訓練です。み言葉に対してよい耳、幸いな耳を持つ自己訓練です。皆さんはからし種です。この世に蒔かれて、そこで考るることを語って頂きたいと思います。


     (完)

                                            2017年1月1日



                                            板橋大山教会 上垣 勝




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