クリスマスの香りが
クリスマス・イヴのキャンドル・サーヴィスを待つ板橋大山教会
24日(木)午後6時30分から7時30分
誰でも参加できます
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牧人らの降誕祭(クリスマス) (上)
ルカ2章8-12節
(序)
クリスマスおめでとうございます。主のご降誕を待つアドベントの4週間をどうお過ごしでしょうか。「クリスマスの香り」Christmassy scentという言葉が英語にあります。愛、平和、信頼などの清々しい香りが漂っているでしょうか。漂うように願っているでしょうか。こころ乱れ、騒がしいだけでしょうか。今からでも遅くありません。クリスマスの香りChristmassy scentが仄かに香って来るような、25日までの数日を送りたいと思います。
(1)
今日は8節からですが、その前の7節に、旅先で初子を生んだマリアとヨセフは、「宿屋には彼らの泊る場所がなかった」とあります。冷たい風が吹き抜ける家畜小屋で、産湯もなく、初めてのお産に手馴れた産婆もなく、不安の中で出産して飼葉桶に寝かせたのです。
「宿屋には彼らの泊る場所がなかった。」想像するだけで心に痛みを覚えます。どうして家の片隅にでも親切に迎え入れる人がいなかったのでしょう。心細く、辛い2人を気遣ってくれる人はなかったのでしょうか。
彼らは難民同様です。この秋、難民ボートの中でお産した婦人が向こうの新聞で報じられていました。聖家族はこの時はまだ難民でありませんが、ヘロデ大王の迫害の手が伸びるとエジプトに逃げ、難民生活を何年も送ったとマタイ福音書は記しています。ですから、キリスト教は誕生の最初から難民の辛さを覚え、努めて難民を受け入れようとして来たのです。
(つづく)
2015年12月20日
板橋大山教会 上垣 勝
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