3才~9才への説法


                  セーヌ川にかかる豪華なアレクサンドルⅢ世橋(上流側)   右端クリックで拡大
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                                                 一つの体となるために (上)
                                                 Ⅰコリント12章12‐14節


                              (1)
  先程司会者のAさんが、「体は、一つの部分ではなく、多くの部分から成っています」という言葉をお読みくださいましたね。

  体には色々の部分があるね。分かる?頭とか、両手とか、両足、顔には一番上に眉毛があってその下に目があり、その下に鼻、そして口があり、両側に耳がある。あるよね。ない?あった、よかった。

  目というのはいつも上から皆を見降ろしているでしょ。目が一番上にあるから、もし目が偉ばって、「おい皆、おれは一番偉いのだから、皆もおれみたいになれ」って命令して、皆が目になっちゃったらどうなる?どこで美味しいにおいをかげる?どこで大好きなお肉を食べる?Bちゃんは大好きなお肉が食べれない。どこでお母さんの呼ぶ声が聞けますか。出来ない。でも、「体は、一つの部分ではなく、多くの部分から成っています。」だからいいんだよ。

  体というのは不思議ですね。両手は同じ形をしているのに、右手と左手で違うから、うまくものを掴めるんですね。そら、Bちゃん行くよ。うまい、両手でうまく掴んだね。Cちゃんも、そら、うまく掴んだ。Dちゃん、そら。落としちゃった。片手だもんね。上手に掴むには両手だよ。

  神様は両手を作って下さったのは、互いに補って、助け合って、投げられたものを落とさないように、掴めるようにということだ。協力っていう事だよ。助け合うんだよ。確実に掴むには両手が補い合わなければならない。それが神様のお心だから、神様のお心に従えば何でもやり易いんだ。

  歩く時も、左足出して、右足が突っ張って、後ろに蹴って、それで左足が前に進むんだよ。次に左足で立って、右足を前に振り出して、左足を突っ張って、後ろに蹴って、それで右足が前に進むんだ。ね、右と左、皆、協力しているんだよ。

  協力しなければどうなる?右手は右に行きたい。しかし左手は左に行きたい。左足は前に進みたいのに、右足は後ろに進みたい。もう体はバラバラになっちゃうよ。やっぱり皆が助け合わなきゃあならない。神様は皆が助け合うようにお作り下さったんだ。助け合うから、スムースに体は動けるんだ。

  今世界に何億人の人がいますか。64億人?う~ん、残念。それはちょっと前なんだ。今は72億人なんだ。72億人いても、神様は世界の人が皆、助け合って、協力しあって、支え合って生きるようにお作り下さったんだ。

  本当の所から言えば、一人が苦しんだら他の人も苦しいんだ。一人の人が悲しんだら、他の人も悲しいんだよ。72億人の人たちは、皆、神様に愛された人だから、戦争しちゃあならない。兄弟どうし、意地悪しちゃあならないんだよ。皆助け合って、協力し合って、一致し合って、補い合って生きるように、神様はお造り下さったのですよ。

  じゃあ、祝福式をしましょう。……

         (つづく)

                                             2015年11月8日



 
                                             板橋大山教会 上垣 勝



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