ある日の石神井川


                       どんな3人組と思いますか。リヨンで。      右端クリックで拡大
                               ・


                                                 人生の帳尻は合うのか (上)
                                                 Ⅰコリント1章4-9節


                              (序)
  先日、王子からの帰りに石神井川に沿って歩いていましたら、50代程の女性を乗せた車椅子を押す小柄な婦人がおられました。歩くと分かりますが、川辺ですが結構上り坂、下り坂があります。ご苦労を思って、ご家族ですかと声をかけましたら、「いいえ」と言われるので聞き直しますと、押している方は何と80才の方で、中板橋から帝京病院まで、何と週2回この方の介助をしているそうです。中板橋から帝京病院までですよ!本当に驚きました。よく聞くと、もう4年間帝京病院に通っておられるということでした。世の中には驚くようなことを日常的にしておられる人々があるのですね。

  どんないきさつでこの方の車椅子を押すようになったのか存じ上げませんが、町の片隅でこういう方が人知れず生活しておられることに心打たれ、心の中で、もしそういうのがあるなら板橋区の表彰ものでいらっしゃると思いました。経済的な余裕があればこんな苦労をしなくていいでしょう。多分余り余裕のある方ではないでしょう。「健康のためと思って…」とは言っておられましたが、相当苦労して来られた方かも知れません。

  その方のことだけではありませんが、自分も含め色々な方を思いながら、今日の聖書を読みながら、「一体、人生の帳尻は合うのか。」帳尻が合うとすれば、どこでどう合うのか。そんな事を思いました。

        (つづく)

                                            2016年10月23日



                                            板橋大山教会 上垣 勝




  ホームページは、 http://www.geocities.jp/itabashioyama_ch/

  教会への道順は http://www.geocities.jp/itabashioyama_ch/img/ItabashiOyamaChurchMap.gif



                               ・